近所への気配りは必要不可欠
どんな住宅でも、定期的に外壁の塗装などメンテナンスの作業が必要となります。
その際には、業者が住宅の周りに足場を組んだりして大型のトラックがやってきたり、塗料が発するニオイで近所に迷惑をかけてしまうことが懸念されます。
近所にできるだけ迷惑をかけないようにと、ニオイが少ない水性塗料を選んだとしても、ニオイが皆無になるわけではありませんし、トラックの搬入出や業者の出入りなどによって、近所の人には多かれ少なかれ迷惑をかけてしまうことになるでしょう。
外壁の塗装が原因で近所トラブルが勃発することは、珍しくありません。
そうした近所トラブルを出来るだけ回避するためには、施工が実際に始まる前に、近所にご挨拶をしておくことをおすすめします。
どんな工事をするのか、施工期間はどのぐらいになると予定しているのかという点を説明するだけでも、のちのトラブルが起こるリスクを低く抑えることができます。
職人への気配りも忘れたくない
外壁の塗装では、住宅のスタイルや高さによっては足場を組む必要があります。
その際には、足場を組む時に邪魔になるようなものは、業者がやってくる前に事前に住宅の壁から離れた場所に片づけておきましょう。
例えば、住宅の壁に沿って置いている植木鉢とかゴミ箱、ホースなどは、あらかじめ壁から離しておけば、業者が速やかに作業を始めやすくなります。
もしも施工業者が「片づけなくても大丈夫」という場合でも、塗料がつくことを避けるために片づけることをおすすめします。
壁のすぐそばにあるモノは、どうしても塗料がついてしまいやすいものです。
使用する際には塗料がついていても問題はなくても、やはり見た目の点では嫌かもしれません。
そうしたトラブルを避けるためには、事前にシッカリと片付けすると良いでしょう。
職人さんとのコミュニケーションにも注意を払いたい
外壁塗装のように、職人さんの作業がすべて屋外となる場合には、作業中に家主は在宅している必要はありません。
しかし、作業の進行具合を把握するという点においては、家主が積極的に職人さんとのコミュニケーションをとることも必要です。
作業中の職人さんに話しかけて仕事の邪魔をするのは困りものですが、作業の区切りがついたところで作業具合をチェックしたり、壁の状態などについてのアドバイスや情報収集をする事は、住宅の外壁を出来るだけ長く良い状態に維持するためには有効です。