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塗料は1回塗るだけではない?塗装のプロセス

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塗装にはたくさんのプロセスがあります

壁の塗装を業者に依頼すると、まとまったコストがかかります。

そのため、壁をサッとペンキで塗るだけならDIYでもできるのではないかと考える人は少なくありません。

しかし、間違った方法やプロセスで塗装作業をDIYで行ってしまうと、すぐにトラブルが起こってしまうことが多いので気を付けなければいけません。

業者が行う塗装作業には、たくさんのプロセスがあります。

まず、塗装作業に最も大切と言われている素地の調整作業を行い、この段階で修繕しなければいけない部分を直しておきます。

その上で、下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けて異なる塗装剤で3重コーティングにしていくわけですが、その際には養生や調合、調色などの前後処理作業があります。

DIYでは、この3重コーティングの塗装が難しいため、省略してしまいがちですが、下塗り塗料、中塗り塗料、上塗りの塗料とで異なる役割をしているので、省略するとトラブルにつながりやすいのです。

塗料はどうやって塗るの?

塗料を壁や天井などに塗る際には、ハケを使って塗る場合もあれば、ローラーやスプレーなどを使って塗る場合もあります。

どんな素材に塗装するのかによって、塗り方の種類や塗料の種類なども異なりますが、それぞれの塗り方にはメリットとデメリットがあるので、ケースバイケースで選ぶことになります。

例えば、ハケ塗りは、塗料を無駄なく使うことができるエコな方法ですし、簡易的な養生ですぐ塗装作業を始めることができるというメリットがあります。

しかし、卓越した技術がなければムラになりやすいというデメリットがあります。

ローラーを使う方法では、ハケ塗りよりも素早く塗れるので効率的というメリットがありますし、長いハンドルを使えば、手が届きにくい高さでも塗装ができます。

しかし、平面にしか対応できないため、凹凸がある部分では適用できないというデメリットがあります。

その他にも、一定の厚さの塗膜を作ってから表面に転写していく液膜転写法や、スプレーを使って霧化した塗料を噴射していくスプレー法など、塗装の方法にはいろいろな種類があります。

塗り終わったら作業終了ではない

塗装作業においては、塗料を塗り終わって乾燥したら作業が終了するというわけではありません。

最終的な上塗り剤が乾燥した後に、研磨と呼ばれる最終的なプロセスを行い、表面のムラを減らしていきます。

このように、塗装にはたくさんのプロセスがあり、美しく仕上げるためにはすべてのプロセスが必要となります。

そのため、面積が広い外壁などの塗装では、専門業者に任せるのがおすすめです。

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